"left" の靴
フィンランドの靴ブランド。日本にはまだ大阪にしか店舗はない。
最大の特徴はそのオーダーシステム。事前に、以下の情報を入手していた。
- 店舗にて、独自の3Dシステムにより足を計測。
- デザイン、ソールを選択。
- 計測結果を基に、フィンランドにて靴を作成。
- 約1ヶ月後、フィンランドから自宅に直接靴が配送される。
- 値段は3万〜5万円くらい*1。
足が細く既製靴が滅多に合わない僕としては、「3Dシステム」というヤツに激しく惹かれたわけです。もしかして "J.M.Weston" がフランス本国のみで行っていた「コンピューター・オーダー」みたいなヤツかな?
期待して、店舗にてお話を伺ったところ…、
- 3Dシステムで計測後、木型を1から起こすのではなく、予め用意されている木型から最適の長さ(length)、幅(width)の木型を算出する、というシステムだと理解した(違ってたらすいません)。つまるところ「パターンオーダー」だな。それでもwidthは5種類くらい用意されているようなので、巷のパターンオーダーよりはサイズは豊富だと言える。
- 製法は「セメント」(!)。これで引いちゃう靴マニアが多そうだな(笑)。せめてマッケイならなぁ。
- 木型の種類は少なくとも4種類はあった。普通のラウンド・トゥからモード風の超ロングノーズまで。
まあ、僕にとっては足に合う靴ができればそれなりに満足なので、3Dシステムを体験してみた。
- 用意された白い靴下に履き替え、片足ごと計測を行う。数秒で終わる。計測結果も一瞬で算出される。
- 計測結果を基に、最適と思われるサイズの「テストシューズ」を試着。テストシューズは今のところラウンド・トゥのタイプのみ。
ここで問題発生。一番細い木型でも、僕にはまだ緩いのだ。lengthを下げれば、爪先が当たるし。「超ロングノーズのタイプなら、爪先は当たらないと思いますよ」とお店の人に言われたが、このテの靴は大嫌いなのね、僕。そもそもそれは最適なフィッティングではないと思うし。
お店の人によると、一番細い木型で緩い人はこれまでいなかったとのこと。まあ、僕の足がそれだけ異常ということなんだが。
…というわけで、残念な結果に終わった。やっぱり僕にはAllen Edmondsしかないのか…。
left
*1:モロモロの税抜き値段。これに消費税と「関税」が加わるので注意。