2014-01-01から1年間の記事一覧

『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)

人間を恐れつつも人間の食料や生活用品を「借り」て暮らしている小人たちの物語。監督は米林宏昌で、宮崎駿が企画と共同脚本を担当している。メアリー・ノートンの小説『床下の小人たち』が原作。映画では舞台を現代日本に移しているが、小人たちはコーカソ…

『崖の上のポニョ』(2008年)

奇想天外な物語だけど、子どもの向けの絵本とかにはしばしばこんなぶっ飛んだ展開の話があるよね。ただ、物語には多くの隠喩を含んでいるようだ。ネットではオカルトっぽい解釈をしている記事もあって、それらがすべて正しいとは思わないけど、確かに場面に…

『ハウルの動く城』(2004年)

前半は楽しく観たのだけど、後半は内容がよく分からなくなって置いてけぼり状態……。あとでネットでいろいろ調べてそれなりに意味は分かったのだけど、初見でしっかりと内容が分かる人はどれくらいいるのかな。宮崎駿作品でこんな気分になったのは初めて。特…

『千と千尋の神隠し』(2001年)

濃密で独特な世界観に圧倒された。よくぞこんな世界を思いついたねぇ。宮崎駿はこの作品で本当の巨匠扱いされるようになったと記憶している。彼の最高傑作のひとつなのは間違いない。これまでの宮崎作品と違うのは、主人公の女の子(千尋、別名「千」)があ…

『耳をすませば』(1995年)

いやー、甘酸っぱいね、青春賛歌だね。少女漫画が原作ということもあり、やっぱり少女向きの内容。まだ純真な女の子なら、こんな男の子と出会って恋をしたいと思うだろう(たぶん)。生活描写が細かいことには感心した。特に主人公の月島雫の自宅の狭くてゴ…