2006-01-01から1年間の記事一覧

東京都現代美術館「大竹伸朗 全景 1955-2006」

http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/79/、http://shinroohtake.jp/ 子ども時代の作品(?)を含む大回顧展で、よくこれだけの作品が保存してあったなぁ。 正直いって、1980年代前半くらいまでの作品はあまり興味が湧かなかった。1980年代後半くらいから、…

東京国立博物館「仏像 一木にこめられた祈り」

⇒東京国立博物館、http://event.yomiuri.co.jp/2006/butsuzo/ 作品の期間替えがあるので本当は2回行きたかったのだが、結局前半期間しか行かれず。向源寺の十一面観音菩薩立像が観られなかった…。縁がなかったということか。 檀像の世界 檀像大好き。緻密な…

横浜美術館「日本×画展(にほんガテン!)しょく発する6人」

⇒横浜美術館 いろいろあったけど、個人的に一番楽しめたのは藤井雷かな。『絵手紙』や『彼南模様』は、横山大観の『生々流転』みたいな延々と続く作品。 松井冬子の握手会があれば、もっと楽しめたと思う(ぉぃ)。

東京オペラシティアートギャラリー「収蔵品展021 素材と表現」「project N26 山川勝彦」

⇒収蔵品展021 素材と表現|東京オペラシティ アートギャラリー、project N 26 山川勝彦 YAMAKAWA Katsuhiko|東京オペラシティ アートギャラリー 収蔵品展では、最近の日本の芸術家の作品が多く展示されていた。なかなか楽しめますよ、コレ。上品な作品ばか…

東京オペラシティアートギャラリー「インゴ・マウラー展」

⇒光の魔術師:インゴ・マウラー展 電球の形をしたランプ『バルブ』で有名な人。商品展示会みたいのだったらどうしようかと思っていたが、十分現代アートな作品群だった。 近年は、LEDを使用した作品に力を入れている模様。透明なガラスの中で無数のLEDが星の…

東京国立博物館 常設展

奈良・東大寺の木造青面金剛立像(重要文化財)が展示されていた。庚申講(庚申信仰)のヤツね。 マンガみたいなお顔が、いかにも平安時代っぽい。

東京国立博物館「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」

⇒あんしん通販マート(旧あんしん通販薬局)の評判・口コミは?|お薬を個人輸入で通販、東京国立博物館実は伊藤若冲以外の作品の方が多いのだが、やはり若冲が素晴らしい。屏風の簡略化した画法はマンガ的な楽しさに溢れているし、掛け軸の細密な生き物描写…

出光美術館「青磁の美 ―秘色の探求―」

⇒出光興産 - IDEMITSU まず目に飛び込んだ入り口近くの『青磁袴腰香炉 龍泉窯』(中国 南宋時代)で、ツカミはOK(?)。何と美しい青緑色だこと。ちなみにこれは、重要文化財だそう。 この香炉のように無地のものは、その色合いをじっくり楽しめる。また薄…

日テレプラザ「岡本太郎 明日の神話プロジェクト」

http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/index.html 最近メキシコで発見され修復された『明日の神話』がお披露目中。やっぱり、デカイね。 近くで見ると、真ん中の骨(?)だけ立体的に浮き上がっているのが分かる。 係の人から作品について簡単な説明があったの…

Gallery A4「大巻伸嗣 Liminal Air -Descend- 2006」

Gallery A4 無数の白い紐が天井から垂れ下がって、波上の物体を形作っている。難しい理屈はともかく、見た目は綺麗。 で、隣の展示室に行くには、それを突っ切って進む必要があるのであった。前が見えない、怖い…。濃霧の中を歩いている感じ。 Gallery A4は…

東京国立近代美術館「吉原治良 展」

⇒展覧会情報生誕100年記念 吉原治良展 この人もいろいろ作風が変遷していくけど、僕が安心して(?)楽しめたのはアンフォルメル以降の作品。それ以前の作品は、イマイチ波長が合わなかった。 で、結局一番完成度が高いのは、(月並みな意見だけど)「円」以…

東京都現代美術館「カルティエ現代美術財団コレクション展」

⇒http://mot-art-museum.jp/special/cartier/ 石原慎太郎東京都知事も絶賛した(?)展示らしいので、観なきゃね。 …うん、まあいろいろあるんで飽きずに楽しめると思うよ。映像作品をもっとじっくり観たかったんだけど、時間がなかったり混んでたりで全部見…

INAXギャラリー2「塩保朋子 展」

⇒塩保朋子展 HOME 塩保さんの作品は、1枚3〜4m大のトレーシングペーパー全面に、切り絵のように1cm幅の細かい流線連続模様を刻み込み、天井から床へ張り巡らすインスタレーションです。 第一印象勝負の出オチ的作品かとも思ったが、じっくり細部を観た方が楽…

東京都美術館「プラド美術館展」

⇒http://event.yomiuri.co.jp/prado/、http://www.tobikan.jp/museum/prado.html 歴代王室が収集してきた比類ない絵画コレクションを擁し、世界屈指の美術館として知られるスペイン・マドリードのプラド美術館。 歴史と伝統のヨーロッパ芸術が最も輝いていた…

東京藝術大学大学美術館「エルンスト・バルラハ展」

⇒エルンスト・バルラハ展 ドイツ表現主義彫刻の巨匠だそうで。ふーんって感じで観に行ったんだが。…バルラハさんゴメンナサイ、これは凄いや、圧倒されました。 何が僕にアピールするのか自分でもイマイチ分析できていないのだが、もしかして仏像に似た魅力…

東京国立近代美術館「藤田嗣治 展」

⇒展覧会情報藤田嗣治展、http://www.nikkei-events.jp/art/fujita.htmlこの人の若いころの写真がいくつかあったのだが、ブッ飛んだ格好してるね。ありゃ凄い。当時の流行なの? 戦前のDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ)か。 藤田嗣治といえば、ネコ(猫)。…

鎌倉 極楽寺

4月の3日間しかご開帳しないという秘仏を見に行った。開帳時間は短いので、本当は事前に調べる等した方がいいみたい。僕は偶然セーフだったけど。正午に行けば問題ない(たぶん)。 その秘仏とは、清涼寺式釈迦如来立像(鎌倉時代)。本物とはちょっとお顔の…

東京国立博物館 常設展

⇒東京国立博物館 上野公園は、昼も夜もまだ花見客が多いね。この日は曇っていてかなり肌寒かったので、早いとこ酔っ払わないと辛かったかも。 今回の常設展で印象に残ったのは、千葉・小松寺の『十一面観音菩薩坐像』。四臂(手が4本)の十一面観音菩薩は、…

東京国立博物館「国宝・天寿国繍帳と聖徳太子像」

⇒東京国立博物館 - 展示 法隆寺献納宝物(法隆寺宝物館) 聖徳太子御忌日記念 特別公開 「国宝・天寿国繍帳と聖徳太子像」法隆寺宝物館に入るのは、久しぶり。谷口吉生氏による、とてもモダンで美しい建物。 聖徳太子の忌日である2月22日(旧暦)を記念して、…

東京国立博物館「天台宗開宗1200年記念特別展 最澄と天台の国宝」

⇒東京国立博物館、http://event.yomiuri.co.jp/2006/tendai/index.htm 国宝や重要文化財が目白押し。仏像も名品が多く、見仏ファンは必見。なかなか見る機会のない地方仏が多いのが嬉しい。以下、気になったものをいくつか挙げる。 まずは、見仏記でお馴染み…

森美術館 MAMプロジェクト「チェ・ウラム」

⇒展覧会について | MAMプロジェクト 004:チェ・ウラム | 森美術館 MAMプロジェクト004は1970年韓国・ソウル生まれの、チェ・ウラムです。チェは、花や昆虫をモチーフとして、サイバネティックスな素材と想像力を土台に不思議な“生命体”を作り出すアーティス…

森美術館「東京−ベルリン/ベルリン−東京展」

⇒MORI ART MUSEUM | 東京―ベルリン/ベルリン―東京展 「日本におけるドイツ年」の最後を飾る大規模展「東京−ベルリン/ベルリン−東京展」は、日本とドイツそれぞれの首都である2つの都市間で、19世紀末から繰り広げられてきた文化・芸術的交流の軌跡をたどる…

そごう美術館「京都 清水寺展」

⇒https://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/06/0302_kiyomizu/index.html 清水寺は観光名所として有名だけど、見仏ファンにはあまり人気がないよね。常時見られる有名な仏像がいらっしゃらないもんね。 今回の展覧会も、仏像はほとんど室町時代以…

東京都庭園美術館「宇治山哲平 展」

⇒http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/ujiyama/index.html 何かのゲームの画面(?)みたいな絵。しかし近づいてよく見ると、「手作り感」がビシバシ伝わってくる絵肌(マチエール)が何とも魅力的。油絵具に水晶の粉末等を練りこんでいるんだそう…

Bunkamuraザ・ミュージアム「スイス・スピリッツ‐山に魅せられた画家たち」

⇒http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/switzerland/index.html 要するに、スイスの山々の風景画の歴史。18世紀から現代の作品まで。春はこんな眺めのいい絵がいいかと。 まず気に入ったのは、19世紀の画家アレクサンドル・ホドルの『ベルナー・オーバー…

東京国立近代美術館 常設展

今回気になったのは、以下の作品。 小杉放菴『椿』『青鸞』。どちらも特別な麻紙に描かれているとのこと。淡い色合いが美しい。『青鸞』は、羽根の細かい描写が圧巻。 安井曽太郎『金蓉』。亀裂を修復したそう。この人らしい、青色が綺麗な肖像画。 藤島武二…

東京国立近代美術館「渡辺力: リビング・デザインの革新」

⇒東京国立近代美術館工芸館:渡辺力:リビング・デザインの革新 有名な『ヒモイス』に座ってみたかったんだけど、叶わず。残念。

東京国立近代美術館「須田国太郎 展」

⇒須田国太郎 展 気に入ったのは、戦前の『夏』という作品。木々が密生する田舎の暑苦しい感じが、うまく(というか実際以上に?)出ていたように思う。 ただ、全体的にイマイチ作品に「キャラ」が立っていないように思ってしまったのだが…。

大丸ミュージアム・東京「パウル・クレー展 ―線と色―」

⇒http://www2.daimaru.co.jp/daimaru/hp/pc/museum_schedule_to2.jsp?HP_NO=14595 この人はいろんな種類の作品を残しているんだな。でも、残念ながらイマイチ作品と波長が合わなかった(泣)。また別の個展で再挑戦したい。 それにしても、大丸東京店の内装…

原美術館「オラファー・エリアソン 影の光」

初期代表作『美(Beauty)』は、人工的な霧に光を当てて、オーロラみたいな効果を出した作品。確かに綺麗。「サァー」という水滴の落ちる微かな音が爽やか。 『色彩の空間を包み込むもの(Colour space embracer)』は、くるくる回る円いカラーフィルムに光…