東京都庭園美術館「宇治山哲平 展」

http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/ujiyama/index.html
何かのゲームの画面(?)みたいな絵。しかし近づいてよく見ると、「手作り感」がビシバシ伝わってくる絵肌(マチエール)が何とも魅力的。油絵具に水晶の粉末等を練りこんでいるんだそうだ。似たような作品が多いが、意外に一枚一枚見応えがある(さすがに最後の方はちょっと飽きたかも)。
『石の華』『樹 No.12』『蓮』等、画風を確立した晩年以前の作品も悪くない。ただ、ピカソジョアン・ミロみたいな作品はあまり好きじゃないな(まだ画風を試行錯誤していたのだろう)。