2004-01-01から1年間の記事一覧

2004年ももう終わり

個人的にはいろいろなことがあった年だった。いや、あり過ぎたな…。 来年はもうちょっと頑張ろうかな、と思ってみる。

マツケンサンバ

外国人に「日本ってどんな国?」と聞かれたら、このビデオを見せればいいと思うよ*1。 今、紅白歌合戦を見ながらこれを書いています。ほとんど音を消して見てますが。 それにしても、何でこんなにオリンピックのメダリストばかり出てくるの? *1:メチャクチ…

美空ひばり「日和下駄」(1955)

"オリジナルベスト50?悲しき口笛,川の流れのように"アーティスト: 美空ひばり,コロムビア男声合唱団,林与一,ジャッキー吉川,ブルー・コメッツ出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 1996/05/29メディア: CD購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (…

石川セリ「パセリと野の花」(1972)

パセリと野の花アーティスト: 石川セリ出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 1994/05/20メディア: CD クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見るソフトロックの名盤とのこと。 …聴いて納得、これはいいねえ。甘酸っぱいポップス。「あて名のない…

永青文庫「中国の石仏」

ここの建物は、(木造ではないが)昔の学校のような懐かしい雰囲気。石油ストーブの匂いもするし。要はボロいのだが、捨てがたい雰囲気だな。 今回の展覧会は、永青文庫所蔵する5世紀から8世紀にかけての中国の石仏を展示したもの。国指定重要文化財も数点含…

東京都庭園美術館「田原桂一 光の彫刻」

何と田原桂一本人がいらっしゃいました。人のいい児玉清みたいな雰囲気(?)。話しぶりも至って普通で、よくも悪くもカリスマ性はないなあ(笑)。 「都市」 初期の彼は完全な写真家。「都市」の作品群はパリの街角をモノクロ写真*1で写したもの。 個人的に…

東京大学総合研究博物館小石川分館「森万里子 縄文−光の化石 トランスサークル」

本展は、東京大学総合研究博物館の研究者と森万里子とのコラボレーションによって、縄文時代における「生」と「死」の多様なシンボルとメタファーを歴史的時間層を超えて現代に甦らせようとする試みなのです。 …だそうだ。確かに、ストーンヘンジを現代的に…

キリンチャレンジカップ2004「日本×ドイツ」

なかなか面白い試合だった。ドイツはいい練習相手になるね(結果だけ見るとボロ負けだが)。いつか、日本もベストメンバーで再戦したいところ。 いつも思うのだが、日本は速攻が苦手だね。玉田圭司や大久保嘉人を活かせば、もうちょっと何とかできそうだが。…

東京国立近代美術館「木村伊兵衛」展

草間彌生のついでに観たのだが、思いのほか面白かった。いやあ、写真も面白いね。 木村伊兵衛(1901-1974)は、日本近代写真史上最も重要な写真家のひとりだそうだ。 展示されている作品は、大きく4種類くらいに分けられるように思った(勝手に分類)。 まず…

東京国立近代美術館「草間彌生――永遠の現在」展

草間彌生の作品はいろいろなところで観たことがあるけど、個展を観るのは初めて。 彼女の芸術は、解かり易くて、気楽に楽しめるのがいいね。 例えば、「カボチャ」シリーズ。とにかく、カボチャだ(笑)。 例えば、「水玉強迫」。水玉に囲まれて、強迫されて…

横浜美術館 「失楽園 風景表現の近代1870-1945」

横浜美術館は初めての訪問だったのだが、デカくて立派な建物だね。企画展も思っていたより規模が大きくて、最後はちょっと時間切れ気味になってしまった。 企画展の内容は、ヨーロッパ、アメリカ、日本・アジアにおける、19世紀後半から第二次世界大戦までの…

目黒区美術館「日本近代洋画への道」

ヤンマーディーゼルの創業者である山岡孫吉氏の収集品を中心に、江戸時代後期から明治時代にかけて、いわゆる日本洋画黎明期の頃の作品の展示。 最初期の頃の作品は、素人目にはちょっと遠近感がズレてそうなものがあったような…。まあ、洋画について情報が…

世田谷美術館「祈りの道〜吉野・熊野・高野の名宝〜」

ついに東京に巡回してきたこの特別展、早速行ってきた。例によって、仏像を中心に鑑賞。 まずは目に入るのが、聖徳太子が二人の従者(?)を連れた木造像(聖徳太子三尊?)。この三尊、とても怖い顔をされている。特に従者の二人は、ほとんど憤怒に近い顔だ…

目黒不動尊(滝泉寺)

ついでに、隣の目黒不動尊にも寄ってみた。 本堂では、ちょうど15:00の護摩が始まるところだった。いい機会なので見物することにした。 初めに若いお坊さんが現れたので、この人が護摩行法をするのかなと思っていたら、境内の方からドシン、チャリンと大きな…

NHK「NHKスペシャル 石室開封・飛鳥の壁画修復に挑む」

いやー、緊張する作業の連続ですなあ。僕には出来ませんわ。 これからも作業を頑張ってください。

五百羅漢寺

古い仏像があるわけではないが、東京の見仏場所としては有名なお寺。 まずは羅漢堂に入る。噂どおり、たっくさんの羅漢さんがいらっしゃる。全て江戸時代の松雲元慶禅師によって彫像された仏像で、現存は305体とのこと。女性の羅漢さんも数名。 本堂には、本…

西大寺

秋篠寺から西大寺へは、「歴史の道」という道に沿って、歩いていくことにした。 それにしてもこの歴史の道、畦道みたいな道が多く、道標も少ないので、歩いていて非常に不安になりますな。途中、ネコに応援(ニャー)されながら、頑張って歩きましたよ。 し…

秋篠寺

近鉄西大寺駅よりバスで秋篠寺下車。 本尊は薬師如来(鎌倉時代・国重文)。むむむ、これはマンガみたいというか、ガキ大将みたいなお顔だなあ。 奥の方には五大力菩薩(平安時代)。5体の憤怒相の菩薩像なのだが、中尊を除く左右の4体は、蔵王権現のように…

薬師寺

ここは入り口が2つあり、近鉄西ノ京駅から近い入り口は北側の與樂門であるが、ここはちょっと寂しい入り口。仁王のいる中門は反対側なので、出来れば反対側に回ってから寺に入りたいところ。…ということを北側から入ってから気が付いたのであった…。 問題な…

唐招提寺

秋の見仏旅行、最終日の3日目も奈良。 まずは鑑真でお馴染み唐招提寺。金堂が修理中で、代わりに何だか無粋な建物が建っていたが、まあ仕方がない。 現在、仏像は講堂に集まっており、金堂にあった仏像のうちの数体もここに加わっている。金堂にあった国宝の…

奈良国立博物館

正倉院展も終わり、本館のみしか見ることができない寂しい時期だった。でも、仏像ファンなら本館だけで満足でしょう。 入るとまず、ドカーンと登場した唐招提寺の薬師如来立像(奈良時代・国宝)に吃驚。これはデカイ。唐招提寺金堂の修理に伴い、ここを「仮…

奈良県立美術館「モネ 光の賛歌」

浄瑠璃寺前のバス停留所近くに貼ってあったポスターで、奈良にてクロード・モネの個展が開催されていることを知る。これはツイてる、絶対行かねば…! というわけで、見てきました。いやあ、目の保養になりますね。 特に感動したのが「地中海、アンティーブ岬…

浄瑠璃寺

岩船寺より徒歩30分ほどで浄瑠璃寺に着く。ここはちょっとしたハイキングコース(雨なら辛いだろう)。途中にいくつか石仏が点在している。岩船寺→浄瑠璃寺は下り道なので、先に岩船寺に訪れたのは正解だった。 浄瑠璃寺は、大きな池のある綺麗な庭を持つお…

岩船寺

秋の見仏旅行、2日目は奈良へ*1。昨日は小雨混じりだったが、今日は快晴。 まずは岩船寺へ。近鉄奈良駅よりバスで岩船寺口下車。このバスは便数が少ないので事前調査必須だよ。ここから徒歩30分ほどで到着。 天気がいいので気持ちいい道のりだった。この付近…

醍醐寺

秋の特別拝観を狙って行った。ここは広い寺だね。 金堂 鎌倉時代の薬師三尊像(国重文)と四天王像がある。全て端整な仏像だ。 薬師如来は色黒(?)のお顔に白目がくっきり映えて、印象的。また、日光菩薩・月光菩薩はかなりの美形(特に日光菩薩!)。 ち…

清涼寺(嵯峨釈迦堂)

ここも数年前に一度訪れたが、やはり春季と秋季のみ公開される霊宝館は初めての訪問。 霊宝館 ここの白眉は、国宝の阿弥陀三尊坐像(平安時代)だと思う。何でも「光源氏のおもかげを伝える」像とのことで、阿弥陀如来には珍しく(?)*1美男の仏様だ。 大き…

東寺(教王護国寺)

今日から京都〜奈良の秋の見仏旅行開始。ちょっと肌寒い関西地方だった。 最初は京都・東寺。数年前に一度訪れたが、春季と秋季のみ公開される宝物館は初めての訪問。 宝物館 有名な国宝の兜跋毘沙門天(中国・唐時代)は、意外に小さく感じた。隣の千手観音…

東京都現代美術館「ピカソ展 躰〔からだ〕とエロス」

正直言って、僕にはまだピカソはよく分からない、少なくともこの時期のピカソは…。 でも絵にしろ音楽にしろ(男女関係も?!)、今まで気に入らなかったものが、ある日突然好きになることってあるよね。まあ、焦らずにノンビリやりましょう。一生好きになら…

山種美術館「生誕110年 速水御舟 展」

有名な「炎舞」(重要文化財!)を見ていると、僕はMahavishnu Orchestra "Birds of Fire"のジャケットを思い出してしまう。蛾と鳥の違いはあるが…。 僕が気に入ったのは、「名樹散椿」(これも重要文化財)と「翠苔緑芝」の2つの大きな屏風絵。余白(という…

覚園寺

「かくおんじ」と読む。ここは自由拝観は出来ず、10:00〜15:00の1時間毎に行われるお坊さんの案内で拝観する仕組みになっている。僕は14:00の会に参加。 ここの見所は、何と言っても本堂の薬師三尊像(国指定重要文化財)と十二神将だろう。特に日光菩薩・月…