石川セリ「パセリと野の花」(1972)

パセリと野の花

パセリと野の花

ソフトロックの名盤とのこと。
…聴いて納得、これはいいねえ。甘酸っぱいポップス。「あて名のない手紙」、「鳥が逃げたわ」、「小さな日曜日」、…、うーん名曲ですなあ。
1曲*1を除く全ての曲の作曲を、樋口康雄(ピコ)が手がけている。当時の彼はまだ20歳そこそこ。早熟な人だったんだね。
ただ、全編英語歌詞の「グッド・ミュージック」という曲は、個人的には要らんかったな。彼女の英語の発音は悪くないんだけど。
ところで、この頃の石川セリの歌い方は、レベッカのノッコそっくりなのだ。後のヒット曲である「ダンスはうまく踊れない」の歌い方とは、雰囲気がちょっと違う。

*1:この1曲が、実はこのアルバムの中で一番有名な曲でヒット曲でもある「八月の濡れた砂」。この曲だけ、暗い雰囲気の歌謡曲