2010-01-01から1年間の記事一覧

横浜美術館「ドガ展」

丰盛国际官网 終了前の年末ということもあり、行列が屋外まで続いていて、30分ほど並んだ。好天の比較的暖かい日で良かった。個人的には、とにかくパステル画の『エトワール』に尽きるなぁ。もう少し大きな作品だったら鑑賞しやすかったのに(当日は混んでい…

国立新美術館「没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」

http://www.gogh-ten.jp/ 没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO 平日だけど、終了間際ということもありけっこう人が多かった。これは週末に行くとたいへんなことになりそうだ。 本…

国立新美術館「未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2010」

未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2010 <文化庁芸術家在外研修の成果>|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO http://domani2010.com/ 文化庁が若手芸術家を海外に派遣する制度があるんだそうで、本展はその芸術家のうちの12人の…

東京国立博物館「東大寺大仏―天平の至宝―」

東京国立博物館 http://todaiji2010.jp/ とりあえず仏像については、快慶の作品が多く来ていた。僧形八幡神坐像(国宝)は、右手の小指が立っているのが気になるなぁ(汗)。 僧形八幡神 快慶 - Google 検索 俊乗堂の阿弥陀如来立像(重文)は、スタイルが良…

金沢文庫「仏像のみかた」

http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/Kanazawa.htm 久しぶりに来た金沢文庫。まずは、横須賀・大善寺の伝・毘沙門天立像(鎌倉時代)が大きく展示されていた。中尊寺金色堂様式の仏像なのだそうな。 平泉・中尊寺様式の仏像を鎌倉の古刹で発見!…

鏑木清方記念美術館「主情派、清方の美」

鎌倉市鏑木清方記念美術館 5年ぶりくらいの鎌倉。修学旅行生なのかな、人が多いね。まずは念願の鏑木清方記念美術館に行ってみた。 むむむ、かなり、狭いんだな。展示作品数も少なく、しかも下書きが多かった。まあ下書きは、特に自分で絵を描く人には参考に…

鎌倉国宝館「薬師如来と十二神将」

薬師如来と十二神将 - 鎌倉国宝館 とにかく薬師如来と十二神将をいっぱい集めた企画。こういう企画は珍しいね。 一番の主役は、もともと辻薬師堂にあって鎌倉国宝館に移管された薬師如来(平安時代)と十二神将だろう。 薬師如来は、地方仏風の下膨れの顔の…

宝戒寺、杉本寺、報国寺

[rakuten:book:13665117:image] 時間が余ったので、少しお寺を回ってみることにした。 宝戒寺は、比較的仏像を見やすいお寺。中尊の地蔵菩薩坐像(南北朝時代・重文)は、院派の仏師・憲円の作だそう。梵天と帝釈天も同時代の作で、この時代らしい美形の仏像…

根津美術館「南宋の青磁 宙をうつすうつわ」

根津美術館 南宋の龍泉窯の青磁を集めた企画展。国宝や重要文化財の磁器もある。 ただ、同じ時代の同じ窯の作品を集めた企画展なので、素人の私には全部いっしょに見えてしまうのだった……。うーん、焼き物の世界を楽しむにはもうちょっと精進が必要なようだ…

三井記念美術館「円山応挙 空間の創造」

三井記念美術館 ミスター日本画ともいうべき人。大作が中心なので、展示数は少ない。あと、細かく展示替えをしているね。 私が気に入ったのは、運良く展示期間中に見られた『山水図屏風』。円山応挙はこんな感じの細かく描き込んだ作品が魅力的だと思う。 展…

森美術館「ネイチャー・センス展」

MORI ART MUSEUM [ネイチャー・センス展] 日本の3人の気鋭の芸術家による企画展。展示数は少ないが映像作品もあるので、きちんと見ると時間がかかる。会場に入ると、まずはauのデザインでも有名な吉岡徳仁の『スノー』が目に飛び込んでくる。キャッチーな作…

東京国立近代美術館「上村松園展」

http://www.momat.go.jp/Honkan/uemura_shoen_2010/ http://shoen.exhn.jp/ 以前山種美術館で観たときは昭和期以降の比較的新しい作品ばかりだったが、今回は明治・大正期の古い作品も楽しめた。どちらかというと、古い作品のほうが私好みである。 山種美術…

三井記念美術館「奈良の古寺と仏像 会津八一のうたにのせて」

http://butsuzo.exhn.jp/tokyo_spot/ 三井記念美術館 仏像と会津八一のうたを絡めた展覧会だが、あまりうたのほうは見ていません(汗)。最初のほうは、飛鳥時代くらいの金銅仏が中心。「聖闘士星矢」型(?)比較的大きな菩薩立像(飛鳥時代・重文)が特に…

東京国立博物館 平常展

平常展ではないが、真如苑と光得寺の大日如来坐像などが展示されていた。これらは実は2年前にも見ている。 東京国立博物館「六波羅蜜寺の仏像」「二体の大日如来像と運慶様の彫刻」 - mmddkkの日記 東京国立博物館 平常展で今回印象に残ったのは、天王立像(…

東京国立博物館「誕生!中国文明」

東京国立博物館 http://tanjochina.jp/ この手の中国文明展は、なんだかんだで見てしまう。今回は途中からいろいろな時代のものをごちゃ混ぜに展示しているので、気を抜くと頭が混乱するかも(たぶんあえてそう展示しているのだろうが)。特に印象に残ったの…

長谷寺(麻布大観音)

永平寺別院 長谷寺 - 西麻布にある永平寺別院 長谷寺の公式HPです 根津美術館の近くみたいだし適当に歩いていれば着くだろう、と軽く考えていたのだが、ワールドクラス(?)の方向音痴であるこの私をナメてはいけない。すっかり迷子になってしまった。昨今…

根津美術館「コレクション展」

根津美術館 隈研吾が設計した新生・根津美術館。もっとも、根津美術館自体が私は初めての訪問である。意外に縁がありそうでなかった。 今回のコレクション展は、「古代中国の青銅器」「魅惑の大皿」「夕さりの茶」の3企画。 特に印象に残ったのは、ベトナム…

根津美術館「いのりのかたち 八十一尊曼荼羅と仏教美術の名品」

この企画展は、収蔵品の中から仏教関連のものを選んで展示したというところだろう。まずは仏像。中国・北魏時代の『釈迦多宝二仏並坐像』は、右側の釈迦が左側の多宝仏に「ツッコミ」を入れているみたい。実物はかなり小さい。 釈迦多宝二仏並坐像|根津美術…

国立新美術館「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」

http://orsay.exhn.jp/ オルセー美術館展2010「ポスト印象派」|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO オルセー美術館展は3年前にも開催されている。今回のほうが作品は豪華みたい。 東京都美術館「オルセー美術館展」 - mmddkkの日…

三菱一号館美術館「マネとモダン・パリ」

マネとモダン・パリ 三菱一号館美術館開館記念展 三菱一号館美術館には初めて来たのだが、この周辺はお洒落な雰囲気だね。さすが三菱財閥。ビル風が強いのが難点。さて、エドゥアール・マネ。芸術新潮2010年5月号で予習して行った。芸術新潮の表紙に採用され…

国立新美術館「ルーシー・リー展」

http://www.lucie-rie.jp/ 日本文化の影響を受けた民芸風のバーナード・リーチに対し、現代的なルーシー・リーといったところか。いかにもルーシー・リーらしい「掻き落とし」の技法や独特なラッパのような造形の花器は、実はあまりピンと来なかった。溶岩釉…

森アーツセンターギャラリー「ボストン美術館展」

http://www.roppongihills.com/art/macg/events/2009/12/macg_boston.html asahi.com : 朝日新聞社 - ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち 意外と展示数は多くなかった。話題の「オルセー美術館展」に比べると、質量ともに落ちるんだろうな。とはいっても、…

新井薬師 梅照院

http://www.araiyakushi.or.jp/gokaichou.html 西武新宿線の新井薬師前駅から歩いて5分。そういえば、西武線に乗ったのは初めてかも。ひとり暮らしをするのに悪くない街のように見えて、思わず不動産屋の前の情報をいくつか見てしまった。で、新井薬師(梅照…

Bunkamuraザ・ミュージアム「美しき挑発 レンピッカ展」

美しき挑発『レンピッカ展 - 本能に生きた伝説の画家 -』 陶器のような質感の近未来的な雰囲気の肖像画で有名な、アール・デコ期の女性画家。レンピッカ自身が魅力的な女性で、その人生は波乱に満ちている。意外に宗教画もこの画風にしっくりくる。『マドン…

塩船観音寺

http://www4.ocn.ne.jp/~kannonji/ つつじ祭り期間中で、しかもこの日は一般参加も可能な「例大祭 柴燈護摩火生三昧火渡荒行厳修」が行われていたせいか、かなり人が多かった。屋台も出ている。JR青梅線河辺駅から臨時バスに乗ったのだが、道が混んでいたの…

大安寺

平城遷都1300年祭ということで、今年は奈良で秘仏が特別開帳されている。なかなか時間が取れなかったのだが、なんとか日帰りで奈良に行くことができた。桜の季節の旅は良いものだ。 まずは大安寺。最寄りのバス停留所はイオンの大きなショッピングセンターな…

不退寺

ここからは佐保路を回る。いったん近鉄奈良駅に戻って、そこからバスに乗ってまずは不退寺。近くからじっくり仏像を拝観できる。 ここの主役はやはり聖観音菩薩立像(平安時代・重文)で、いわゆる「佐保路の三観音」の中でも一番大きい。極彩色が施されてい…

法華寺

不退寺からバスの停留所1つぶんくらいを歩くと、法華寺に着く。当日はいろいろな催しが行われており、かなりにぎわっていた。 何はなくとも見なければならないのが、本堂にある国宝の十一面観音菩薩立像(平安時代)。残念ながらあまり近くからは拝観できな…

海龍王寺

法華寺のすぐ近くに海龍王寺はある。「よるほー」で有名(?)なご住職を少しだけお見かけした。 ここの白眉は、もちろん十一面観音菩薩立像(鎌倉時代・重文)。けっこう近くから拝観できる。彩色や截金がよく残っていて、瓔珞等の装飾も細かい。そしてなん…

そごう美術館「川喜田半泥子のすべて」

http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/10/0211_handeishi/ 本当は長谷川等伯のほうに行きたかったんだけど、あまりに混雑しているようなのでヤメヤメ。で、川喜田半泥子。「東の魯山人、西の半泥子」なんだそうな。 グンニャリとした造形や豪快…