鎌倉国宝館「薬師如来と十二神将」

芸術新潮 2010年 11月号 [雑誌]

とにかく薬師如来十二神将をいっぱい集めた企画。こういう企画は珍しいね。
一番の主役は、もともと辻薬師堂にあって鎌倉国宝館に移管された薬師如来平安時代)と十二神将だろう。
薬師如来は、地方仏風の下膨れの顔の素朴な雰囲気の仏像。十二神将は4体が江戸時代作で残りが鎌倉時代作だそうだが、江戸時代のものを特定するのは私にはけっこう難しいのであった……。
それにしても、姿勢が多彩な十二神将は仏師の腕前の差が分かりやすく出るなぁと。