寺社仏閣

東京国立博物館「東大寺大仏―天平の至宝―」

東京国立博物館 http://todaiji2010.jp/ とりあえず仏像については、快慶の作品が多く来ていた。僧形八幡神坐像(国宝)は、右手の小指が立っているのが気になるなぁ(汗)。 僧形八幡神 快慶 - Google 検索 俊乗堂の阿弥陀如来立像(重文)は、スタイルが良…

金沢文庫「仏像のみかた」

http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/Kanazawa.htm 久しぶりに来た金沢文庫。まずは、横須賀・大善寺の伝・毘沙門天立像(鎌倉時代)が大きく展示されていた。中尊寺金色堂様式の仏像なのだそうな。 平泉・中尊寺様式の仏像を鎌倉の古刹で発見!…

鎌倉国宝館「薬師如来と十二神将」

薬師如来と十二神将 - 鎌倉国宝館 とにかく薬師如来と十二神将をいっぱい集めた企画。こういう企画は珍しいね。 一番の主役は、もともと辻薬師堂にあって鎌倉国宝館に移管された薬師如来(平安時代)と十二神将だろう。 薬師如来は、地方仏風の下膨れの顔の…

宝戒寺、杉本寺、報国寺

[rakuten:book:13665117:image] 時間が余ったので、少しお寺を回ってみることにした。 宝戒寺は、比較的仏像を見やすいお寺。中尊の地蔵菩薩坐像(南北朝時代・重文)は、院派の仏師・憲円の作だそう。梵天と帝釈天も同時代の作で、この時代らしい美形の仏像…

三井記念美術館「奈良の古寺と仏像 会津八一のうたにのせて」

http://butsuzo.exhn.jp/tokyo_spot/ 三井記念美術館 仏像と会津八一のうたを絡めた展覧会だが、あまりうたのほうは見ていません(汗)。最初のほうは、飛鳥時代くらいの金銅仏が中心。「聖闘士星矢」型(?)比較的大きな菩薩立像(飛鳥時代・重文)が特に…

東京国立博物館 平常展

平常展ではないが、真如苑と光得寺の大日如来坐像などが展示されていた。これらは実は2年前にも見ている。 東京国立博物館「六波羅蜜寺の仏像」「二体の大日如来像と運慶様の彫刻」 - mmddkkの日記 東京国立博物館 平常展で今回印象に残ったのは、天王立像(…

東京国立博物館「誕生!中国文明」

東京国立博物館 http://tanjochina.jp/ この手の中国文明展は、なんだかんだで見てしまう。今回は途中からいろいろな時代のものをごちゃ混ぜに展示しているので、気を抜くと頭が混乱するかも(たぶんあえてそう展示しているのだろうが)。特に印象に残ったの…

長谷寺(麻布大観音)

永平寺別院 長谷寺 - 西麻布にある永平寺別院 長谷寺の公式HPです 根津美術館の近くみたいだし適当に歩いていれば着くだろう、と軽く考えていたのだが、ワールドクラス(?)の方向音痴であるこの私をナメてはいけない。すっかり迷子になってしまった。昨今…

根津美術館「いのりのかたち 八十一尊曼荼羅と仏教美術の名品」

この企画展は、収蔵品の中から仏教関連のものを選んで展示したというところだろう。まずは仏像。中国・北魏時代の『釈迦多宝二仏並坐像』は、右側の釈迦が左側の多宝仏に「ツッコミ」を入れているみたい。実物はかなり小さい。 釈迦多宝二仏並坐像|根津美術…

新井薬師 梅照院

http://www.araiyakushi.or.jp/gokaichou.html 西武新宿線の新井薬師前駅から歩いて5分。そういえば、西武線に乗ったのは初めてかも。ひとり暮らしをするのに悪くない街のように見えて、思わず不動産屋の前の情報をいくつか見てしまった。で、新井薬師(梅照…

塩船観音寺

http://www4.ocn.ne.jp/~kannonji/ つつじ祭り期間中で、しかもこの日は一般参加も可能な「例大祭 柴燈護摩火生三昧火渡荒行厳修」が行われていたせいか、かなり人が多かった。屋台も出ている。JR青梅線河辺駅から臨時バスに乗ったのだが、道が混んでいたの…

大安寺

平城遷都1300年祭ということで、今年は奈良で秘仏が特別開帳されている。なかなか時間が取れなかったのだが、なんとか日帰りで奈良に行くことができた。桜の季節の旅は良いものだ。 まずは大安寺。最寄りのバス停留所はイオンの大きなショッピングセンターな…

不退寺

ここからは佐保路を回る。いったん近鉄奈良駅に戻って、そこからバスに乗ってまずは不退寺。近くからじっくり仏像を拝観できる。 ここの主役はやはり聖観音菩薩立像(平安時代・重文)で、いわゆる「佐保路の三観音」の中でも一番大きい。極彩色が施されてい…

法華寺

不退寺からバスの停留所1つぶんくらいを歩くと、法華寺に着く。当日はいろいろな催しが行われており、かなりにぎわっていた。 何はなくとも見なければならないのが、本堂にある国宝の十一面観音菩薩立像(平安時代)。残念ながらあまり近くからは拝観できな…

海龍王寺

法華寺のすぐ近くに海龍王寺はある。「よるほー」で有名(?)なご住職を少しだけお見かけした。 ここの白眉は、もちろん十一面観音菩薩立像(鎌倉時代・重文)。けっこう近くから拝観できる。彩色や截金がよく残っていて、瓔珞等の装飾も細かい。そしてなん…

上野の森美術館「聖地チベット−ポタラ宮と天空の至宝」

セルライトの除去はエステで解消|太もも お尻 撃退 上野の森美術館にはそんなに良い印象がないのでどうかと思っていたが、なかなか面白い展示内容だった。 やはり仏像は数多く展示されていて、古いものは5世紀とか7世紀くらいのものがある(そういう古いもの…

国宝の美10号 建築3 飛鳥・奈良時代の寺院建築

朝日新聞出版のムック。例によってダラダラ買っちゃうんだよなぁ(汗)。 http://publications.asahi.com/kokuho/ 今号は、法隆寺金堂と薬師寺東堂、唐招提寺金堂を取り上げている。 私は古代寺院の伽藍の雰囲気が好きで、特に法隆寺西院は大好物。平安時代…

国宝の美15号 絵画5 仏教絵画1 東寺

今号は、東寺の両界曼荼羅図や五大尊像、十二天像といった絵画の特集。 これまであまり仏教絵画に興味はなかったのだが、改めて観ると魅力的なのであった。結構なまめかしい。 ただ、平安時代くらいの絵画はどうしても傷みが激しくなっちゃうんだよね。仏像…

国宝の美16号 絵画6 仏教絵画2 来振寺

今号は、来振寺の五大尊像や東京国立博物館の孔雀明王像等が紹介されている。 私好みなのは、奈良国立博物館の十一面観音立像。保存状態も良い。

国宝の美18号 絵画4 塔 醍醐寺五重塔

今号は、醍醐寺の五重塔等の塔の特集。塔は伽藍の花ですな。 昔から多宝塔について詳しく知りたいと思っていたのだが、今号でその望みがかなった。多宝塔の中でも大きいものを大塔(だいとう)と呼ぶらしく、今号では根来寺のものが紹介されている。 安楽寺…

大倉集古館 常設展

仏像愛好家にとっての大倉集古館の常設展の最大の見所は、もちろん国宝の木造普賢菩薩騎象像(平安時代)。 端正な顔立ちで、さすが風格がある。乗っている象さんも当初のものなのが嬉しいね。 その他、屋外には中国の明や清時代の仏像がいくつかある。いか…

Gakken Mook 東京近郊仏像めぐり―日帰りで行ける!東京圏「観仏」ガイド

東京近郊仏像めぐり―日帰りで行ける!東京圏「観仏」ガイド (Gakken Mook)出版社/メーカー: 学研パブリッシング発売日: 2009/10メディア: ムック購入: 8人 クリック: 180回この商品を含むブログ (6件) を見るありそうでなかった本。東京にこんなにたくさん古…

三井記念美術館「道教の美術 TAOISM ART」

三井記念美術館 私の道教についての知識は、この学研の怪しい(?)本とウィキペディアをちょっと読んだくらい。仏教や神道と習合しながら、日本文化にも大きな影響を与えていることがよく分かる展示だった。 気になるキーワードは、こんな感じ。 十王信仰(…

BRUTUS(ブルータス)2009年4/15号「仏像」

BRUTUS (ブルータス) 2009年 4/15号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2009/04/01メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (50件) を見るBrutusらしく軽いノリの構成なのだが、意外にツボは外していないと思った。仏像が作…

東京国立博物館「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」

東京国立博物館 asahi.com : 朝日新聞社 - 興福寺国宝特別公開2009 ―お堂でみる阿修羅― 平日でも、行列はなかったけど結構人が多かった。 主役の阿修羅立像(奈良時代・国宝)は、かなり大袈裟な演出(汗)で展示してあった。阿修羅を360度から鑑賞でき…

芸術新潮2009年3月号「阿修羅のまなざし」

芸術新潮 2009年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/02/25メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (17件) を見る今号は、東京公演(?)も話題の興福寺の八部衆立像のひとつ、阿修羅。力の入った特集です。 阿修羅があった興福寺…

芸術新潮2009年1月号「運慶」

芸術新潮 2009年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/12/25メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見る内容は、山本勉氏の独演会という感じ。定説かどうかは分からないが、運慶の最新情報が分かる。興福寺のあ…

東京国立博物館「対決−巨匠たちの日本美術」

asahi.com : 朝日新聞社 - 特別展「対決−巨匠たちの日本美術」 東京国立博物館 強く印象に残ったのは、円山応挙の『保津川図屏風』(重文)。応挙の絶筆だそうだが、絵に力がみなぎっているではないか。水の流れの表現が素晴らしい。曽我蕭白の『群仙図屏風…

東京国立博物館「六波羅蜜寺の仏像」「二体の大日如来像と運慶様の彫刻」

東京国立博物館 さすがに六波羅蜜寺の御大将である空也上人や十一面観音は、お留守番だった。ちなみに秘仏の十一面観音立像(国宝・平安時代)は近々(と言ってもまだ先だが)特別公開されるみたいなんで、それは観にいきたいなぁ。 東京国立博物館 運慶作と…

週刊日本の仏像 No.50「広隆寺 弥勒菩薩」

[rakuten:book:12948993:detail] 週刊日本の仏像も、今号が最終号。最後を飾るのは、国宝第1号でもある広隆寺の弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)(朝鮮三国時代または飛鳥時代、国宝)。 半跏思惟像のキモは、頬に添えた右手だと私は考えている。そう言った意味で…