BRUTUS（ブルータス）2009年4/15号「仏像」

BRUTUS (ブルータス) 2009年 4/15号 [雑誌]

Brutusらしく軽いノリの構成なのだが、意外にツボは外していないと思った。仏像が作られる段取りについて以下のような文章があるのだけど、なるほどこんな感じだったんだろうと思わせる。「動作確認」って（笑）。

まず願掛けだったり供養だったりで「仏像が造りたいわ」という施主（クライアント）がおり、そのクライアントに「だったらナントカ菩薩いっとく？」とアドバイスするプロデューサー役の坊さんがつき、坊さんが細かい仕様を発注して、仏師が製作にあたる。仏像が出来上がると、くだんの坊さんが開眼法要を営んで「動作確認」となるわけです。

山口晃のマンガも面白くて、特に慶派ネタの康慶（運慶の父）がいい味出してるなぁ。