山種美術館「没後60年記念 上村松園/美人画の粋」

上村松園画集

「東の鏑木清方、西の上村松園」と並び称される美人画の巨匠ということで、観てみた。
売店で売られていた画集をパラパラ見てみる限り、明治・大正期の眉毛の太いレトロ(?)な作風のころのほうが私好みかも。今回の展覧会は、残念ながら昭和期の作品が主だった。
上村松園以外の作品では、一番新しい(1985年)青山亘幹の『舞妓四題』という作品が印象に残った。金箔地に写実的な表現の舞妓が描かれた作品で、なんとなく山口晃あたりを連想した(おちゃらけた感じはないですけど)。