2008-01-01から1年間の記事一覧

国立新美術館「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」

http://www.nact.jp/exhibition_special/2008/PICASSO/ asahi.com : 朝日新聞社 - 「巨匠ピカソ」展 天敵(?)ピカソの企画展。正直言って、今まで良いと思ったことがないんだよなぁ。 で、今回もやっぱりよく分からなかった。色遣いがきれいだと思う作品も…

東京都美術館「フェルメール展」

http://www.tobikan.jp/museum/vermeer.html TBS「フェルメール展〜光の天才画家とデルフトの巨匠たち〜」 http://www.asahi.com/ad/clients/vermeer/index.html 平日でも40分待ち。フェルメール以外の前座の作品(失礼)が多いのが、ビートルズ来日公演みた…

国立西洋美術館「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」

海外FX口座開設 比較ランキング 地味な作家なので行こうかどうか迷ったのだが、行ってよかった。確かに不思議な魅力のある画家だ。 とにかく生気のない(?)絵で、コンピューターゲームの画面みたい。昔懐かしのアドベンチャーゲームの『ミステリーハウス』…

東京国立博物館「対決−巨匠たちの日本美術」

asahi.com : 朝日新聞社 - 特別展「対決−巨匠たちの日本美術」 東京国立博物館 強く印象に残ったのは、円山応挙の『保津川図屏風』(重文)。応挙の絶筆だそうだが、絵に力がみなぎっているではないか。水の流れの表現が素晴らしい。曽我蕭白の『群仙図屏風…

東京国立博物館「六波羅蜜寺の仏像」「二体の大日如来像と運慶様の彫刻」

東京国立博物館 さすがに六波羅蜜寺の御大将である空也上人や十一面観音は、お留守番だった。ちなみに秘仏の十一面観音立像(国宝・平安時代)は近々(と言ってもまだ先だが)特別公開されるみたいなんで、それは観にいきたいなぁ。 東京国立博物館 運慶作と…

東京国立近代美術館「カルロ・ザウリ展 イタリア現代陶芸の巨匠」

展覧会情報カルロ・ザウリ展 イタリア現代陶芸の巨匠 久しぶりの美術館。カルロ・ザウリは、イタリア現代陶芸の巨匠だそうな。 後期のストーンウェア(せっき)の有機的なデザインの作品が有名みたいだが、初期〜中期の壷も楽しめた。

週刊日本の仏像 No.50「広隆寺 弥勒菩薩」

[rakuten:book:12948993:detail] 週刊日本の仏像も、今号が最終号。最後を飾るのは、国宝第1号でもある広隆寺の弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)(朝鮮三国時代または飛鳥時代、国宝)。 半跏思惟像のキモは、頬に添えた右手だと私は考えている。そう言った意味で…

週刊日本の仏像 No.49「三仏寺(三佛寺)蔵王権現と山陰、山陽の古仏」

[rakuten:book:12939964:detail] 鳥取県の三仏寺(三佛寺)は、断崖絶壁に建っている投入堂で知られている。役行者(役小角)がエイッと投げ入れたとの伝説があるが、建立時期(平安時代末期)がずれていることもあり、まあ当時の大工さんが命懸けで建てたと…

週刊日本の仏像 No.48「雪蹊寺 毘沙門天と遍路道の古仏」

[rakuten:book:12929981:detail]高知県にある雪蹊寺は、四国八十八箇所霊場の第33番札所。今回の主役は、運慶の息子の湛慶による毘沙門天立像(鎌倉時代・重文)である。 いかにも慶派らしい端正な仏像だが、脇侍も含めちょっと傷んでいるのが惜しいね。 雪…

週刊日本の仏像 No.47「木喰仏と甲斐善光寺の阿弥陀三尊」

[rakuten:book:12919142:detail] 木喰は61歳のころから仏像を彫り始め、93歳(!)まで生きた。木喰と言うと丸顔でファンシーな仏像という印象があるが、これは最晩年の作風なのか。若い(?)ころは、ファンシー度はそれほど高くない。 中でも気になったの…

週刊日本の仏像 No.46「勝常寺 薬師三尊とみちのくの仏」

[rakuten:book:12901997:detail] 特にピンと来なかったので、今回はパスしました。黒石寺をもうちょっと大きく扱ってくれればよかったかな。

週刊日本の仏像 No.45「葛井寺千手観音と獅子窟寺・薬師如来」

[rakuten:book:12891290:detail] 葛井寺の千手観音坐像(奈良時代・国宝)は、千手観音の現存最古の作例だそう。本当に1,000本の手がある、いわゆる「真数千手」である。 個人的には、この1,000本の手は造形的にちょっと無理があるような…。手には見えず、光…

週刊日本の仏像 No.44「臼杵磨崖仏と国東半島」

[rakuten:book:12882749:detail] 臼杵磨崖仏(平安時代〜鎌倉時代・国宝)は、大分県臼杵市にある日本を代表するであろう磨崖仏。最近まで、日本にこんな見事な磨崖仏があるとは知らなかったなぁ。 これらの仏像群については、実際に現地で見ないと雰囲気が…

週刊日本の仏像 No.43「蟹満寺 釈迦如来と観音寺・十一面観音」

[rakuten:book:12875169:detail]蟹満寺の釈迦如来坐像(飛鳥時代(白鳳時代)〜奈良時代・国宝)は、大型の金銅仏である。薬師寺の薬師如来並の大きさ。古風な雰囲気は白鳳時代風だが、威厳のある顔付き(というか怖い顔)が印象的。 蟹満寺 - Wikipedia htt…

週刊日本の仏像 No.42「深大寺 釈迦如来と東京の古仏めぐり」

[rakuten:book:12862881:detail] 東京の仏像で最も貴重なものと言えるのが、この深大寺の釈迦如来倚像(飛鳥時代(白鳳時代)・重文)だと思う。童顔がいかにも白鳳期らしい。倚像(椅子に座った像)としては、日本最大のものだそう。 深大寺 - Wikipedia そ…

週刊日本の仏像 No.41「観心寺 如意輪観音」

[rakuten:book:12850863:detail] 観心寺の如意輪観音坐像(平安時代・国宝)は、六臂の如意輪観音としては最古のものだそうな。如意輪観音の代表作と言っていいだろう。 表情や手のしぐさが色っぽいのが大きな特徴で、見仏ファンなら一度は見ておきたいとこ…

NHK-BS「BSアニメ夜話 伝説巨神イデオン」

懐かしいので観た。でも、内容はほとんど覚えてないや。エンディングテーマ曲が好きだったなぁ。すぎやまこういちが作ってたのか。 メカの人気がなかったみたいだが、プラモデルを作ってましたよ。ガンガ・ルブとか。

週刊日本の仏像 No.40「願成就院と浄楽寺 運慶仏めぐり」

[rakuten:book:12844032:detail] 今号は、比較的最近運慶作と認定された東国の仏像を特集している。 静岡県の願成就院の阿弥陀如来坐像(鎌倉時代・重文)は、ふっくらした顔が平安時代の影響を感じさせる仏像。写実的な衣のひだはさすが運慶と思わせるが、…

週刊日本の仏像 No.39「円空仏と岐阜・大師講の虚空蔵菩薩」

[rakuten:book:12834115:detail] 円空については、過去数回取り上げている。 そごう美術館「円空 展」 - mmddkkの日記 東京国立博物館「仏像 一木にこめられた祈り」 - mmddkkの日記 特に、岐阜県の千光寺には円空仏がたくさんあるみたい。 〜移転しました〜…

週刊日本の仏像 No.38「兵庫・浄土寺 阿弥陀三尊と播磨」

[rakuten:book:12821779:detail] 兵庫・浄土寺の阿弥陀三尊(鎌倉時代・国宝)は、仏師快慶の代表作のひとつ。夕日が差し込むときがハイライトなのだろうから、やはり晴天時の夕方に拝観すべきなんだろうな。せっかく行ったのに曇っていたら、ちょっとガッカ…

週刊日本の仏像 No.37「羽賀寺 十一面観音と若狭」

[rakuten:book:12810248:detail] 羽賀寺の十一面観音立像(平安時代・重文)は、右手がとても長い。他の多くの十一面観音も同様の特徴を備えるが(仏の三十二相のひとつ)、羽賀寺のものは特に長く感じるなぁ。 http://www.city.obama.fukui.jp/section/sec_…

週刊日本の仏像 No.36「観世音寺 馬頭観音と九州の古仏」

[rakuten:book:12797638:detail] 生まれてこの方、九州には昔修学旅行で行ったきり。観世音寺あたり、一度行ってみたいところである。 さて観世音寺だが、馬頭観音立像(平安時代・重文)をはじめ、とにかくここの仏像はデカイものばかり。よくぞこんなのが…

週刊日本の仏像 No.35「清水寺と永観堂 みかえり阿弥陀」

[rakuten:book:12783718:detail]清水寺についてはお前立ちの写真しかなかったので、今号はパス。それにしても、頭上で化仏をささげ持ついわゆる清水寺式千手観音は、造形的に無理があるようなないような。 音羽山 清水寺

週刊日本の仏像 No.34「當麻寺(当麻寺) 弥勒仏と四天王」

[rakuten:book:12770824:detail]當麻寺(当麻寺)と言えば、異国的な風貌の四天王立像(飛鳥時代・重文)が印象的。このような風貌の四天王は、日本ではたぶんここにしか残っていないのでは。そもそも、飛鳥時代の四天王自体少ないし。本尊の弥勒仏坐像(飛…

週刊日本の仏像 No.33「東寺 兜跋毘沙門天」

[rakuten:book:12759498:detail]異国情緒溢れる東寺の兜跋毘沙門天立像(中国唐時代・国宝)は、とにかく怖いのである。本誌には顔の原寸大写真が掲載されているので、ますます怖い。つり上がって大きく見開いた目が堪りません。普段は宝物館に展示されてあ…

週刊日本の仏像 No.32「法華寺 十一面観音」

[rakuten:book:12744622:detail]見仏ファンの必修科目と言える法華寺の十一面観音立像(平安時代・国宝)だが、残念ながら直接拝見したことはない。全長1m程度と、思っていたより小さい。特に印象的なのは、肩に掛かる風になびいた銅製の髪の毛(垂髪)。と…

週刊日本の仏像 No.31「宝菩提院願徳寺 如意輪観音と西山」

[rakuten:book:12730790:detail]宝菩提院願徳寺の如意輪観音とは、一昨年対面している。今思うと、そのときの東京国立博物館の展示方法は、ちょっと照明に凝り過ぎていたような…。 東京国立博物館「仏像 一木にこめられた祈り」 - mmddkkの日記 そのときは気…