国立西洋美術館「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」

Vilhelm Hammershoi

地味な作家なので行こうかどうか迷ったのだが、行ってよかった。確かに不思議な魅力のある画家だ。
とにかく生気のない(?)絵で、コンピューターゲームの画面みたい。昔懐かしのアドベンチャーゲームの『ミステリーハウス』みたいな。
私にとっての一番の見所は、第4章の「人のいる室内」の作品の数々だった。似たような絵ばかりなので最後のほうはちょっと飽きてくる気もするが、地味な室内の風景を登場人物の黒い服が引き締めている*1

*1:モデルになっている奥さんのイーダは、黒い服ばかり着ている。本人の趣味なのか画家の希望なのかそういう時代なのか。