2008-08-08 東京国立博物館「対決−巨匠たちの日本美術」 芸術 寺社仏閣 asahi.com : 朝日新聞社 - 特別展「対決−巨匠たちの日本美術」 東京国立博物館 強く印象に残ったのは、円山応挙の『保津川図屏風』(重文)。応挙の絶筆だそうだが、絵に力がみなぎっているではないか。水の流れの表現が素晴らしい。曽我蕭白の『群仙図屏風』(重文)は波がウニウニした右隻のほうが有名みたいだが、怪しい人物や動物がたくさん出てくる左隻も興味深い。これは江戸のセンスじゃないね、昭和のセンス。間違ったディズニー(?)と言うか。俵屋宗達や尾形光琳のスノッブ(?)な絵は、相変わらず苦手なのでした。仏像は、運慶と快慶、それに円空と木喰の作品が。円空の秋田・龍泉寺の十一面観音菩薩立像の細い目が、特に気に入った。