週刊日本の仏像 No.48「雪蹊寺 毘沙門天と遍路道の古仏」

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高知県にある雪蹊寺は、四国八十八箇所霊場の第33番札所。今回の主役は、運慶の息子の湛慶による毘沙門天立像鎌倉時代・重文)である。
いかにも慶派らしい端正な仏像だが、脇侍も含めちょっと傷んでいるのが惜しいね。

その他、本誌には四国の仏像が数多く紹介してある。
最御崎寺如意輪観音半跏像平安時代・重文)は、日本では珍しい大理石製。屋島寺千手観音坐像平安時代・重文)は、エキゾチックな顔付きが魅力。
願興寺聖観音坐像奈良時代・重文)は、脱活乾漆造。これは優品。正花寺菩薩立像奈良時代・重文)も、奈良時代の優品。