週刊日本の仏像 No.37「羽賀寺 十一面観音と若狭」

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羽賀寺の十一面観音立像(平安時代・重文)は、右手がとても長い。他の多くの十一面観音も同様の特徴を備えるが(仏の三十二相のひとつ)、羽賀寺のものは特に長く感じるなぁ。

本書では、他の若狭の仏像も紹介されている。特に気になったのは、以下の仏像かな。
多田寺の薬師瑠璃光如来立像(平安時代・重文)は、とにかく鼻の下が長い(汗)。

明通寺の深沙大将立像(平安時代・重文)は、高野山にあるものとはだいぶ違う。片足を上げたら蔵王権現みたい。深沙大将は、沙悟浄のモデルだそうな。

中山寺馬頭観音坐像(鎌倉時代・重文)は、見事な作り。結構いろいろな本で見かける。
いずれにせよ、これらの若狭の寺々を訪問するなら、入念に準備をしないといけないだろうなぁ。交通は不便だろうし。