法華寺

大和の古寺〈5〉秋篠寺・法華寺・海龍王寺・不退寺
不退寺からバスの停留所1つぶんくらいを歩くと、法華寺に着く。当日はいろいろな催しが行われており、かなりにぎわっていた。
何はなくとも見なければならないのが、本堂にある国宝の十一面観音菩薩立像平安時代)。残念ながらあまり近くからは拝観できないのだが、すこぶるスタイルの良い仏像であることはよく分かる。手は長すぎるか(汗)。もっと近くから見られたらなぁ。
本堂の左奥には、如来鎌倉時代・重文)と二天(伝・梵天帝釈天奈良時代・重文)の仏頭の三尊がある。これが予想外に素晴らしく、特に二天の仏頭が美しい。全身が残っていたらどんなに素晴らしかったことだろう。
その他、維摩居士坐像奈良時代・重文、木心乾漆造!)や獅子に乗った文殊菩薩十一面観音立像といった仏像があるが、薄暗い檻(汗)の中に入っていらっしゃるので拝観しやすいとはいえない。