東京国立近代美術館「上村松園展」
以前山種美術館で観たときは昭和期以降の比較的新しい作品ばかりだったが、今回は明治・大正期の古い作品も楽しめた。どちらかというと、古い作品のほうが私好みである。
まず気に入ったのは、『楚蓮香之図』。何より顔が美人だし、弓なりに曲線を描いた姿勢が美しい。
『新蛍』や『簾のかげ』のようなすだれ越しの作品も好き。
まあ要するに、縦長の作品が好きなのか(汗)。あと、やはり額縁ではなく掛け軸に掛けられている作品のほうが見栄えがすると思うなぁ(どういう観点で使い分けているのだろうね)。