覚園寺

「かくおんじ」と読む。ここは自由拝観は出来ず、10:00〜15:00の1時間毎に行われるお坊さんの案内で拝観する仕組みになっている。僕は14:00の会に参加。
ここの見所は、何と言っても本堂の薬師三尊像(国指定重要文化財)と十二神将だろう。特に日光菩薩月光菩薩はカナーリの美形でいらっしゃる。これは素晴らしい! ただし、本堂の中は暗いので、よく目を凝らさなければならない…*1
これらは鎌倉時代の仏像だと思っていたが*2、帰宅後調べたところ、少なくとも日光・月光菩薩十二神将室町時代の仏像のようだ(仏師朝祐作)。実は拝観時に「この顔の端整さは室町っぽいので、鎌倉と言っても後期だろうなあ」と思ってはいたが…。薬師如来についての詳細はよく分かんない。
他にも、鞘阿弥陀(胎内に小仏像を納めているからそう呼ばれるとのこと)や3体の伽藍神倚像、黒い地蔵菩薩等があり、ここは見仏ファン必見の寺だろう。

*1:お坊さんによると、午後は暗くて見難くなるとのこと。もっと早い時刻に来ればよかった。もっとも、法隆寺の金堂なんかよりはずっと見やすいと思う。

*2:お坊さんもそう言ってたような気がしたが…。