東京国立近代美術館「草間彌生――永遠の現在」展

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草間彌生の作品はいろいろなところで観たことがあるけど、個展を観るのは初めて。
彼女の芸術は、解かり易くて、気楽に楽しめるのがいいね。

  • 例えば、「カボチャ」シリーズ。とにかく、カボチャだ(笑)。
  • 例えば、「水玉強迫」。水玉に囲まれて、強迫されているような気分になる作品。題名通り。
  • 例えば、「天国への梯子」。鏡をうまく使って、梯子が上へ上へと無限に伸びているよう見える作品。まさに天国への梯子だ、なるほどね。ただ、下にも無限に伸びているので、地獄への梯子でもあるのかな?
  • 例えば、「再生の瞬間」。床から変な物体がニョキニョキ生えているような作品で「???」と思うが、題名を見て納得。なるほど、そう言われれば、再生している物体のようだなあ。

…てな具合。それぞれの作品にはそれなりに深い意味があるのだろうが、単純にポップなアートとして楽しんでもいいんじゃない? 個人的には、そんな気楽な気分で鑑賞しても十分楽しめたよ。
そうそう、気になったのが "I'm Here, but Nothing" という作品。ブラックライトの中の部屋で、椅子に座って寛ぎながらサイケデリックな映像・音楽を鑑賞する作品だ。
この音楽がちょっとエスニックなニューエイジ風で、初期のPink Floydみたいなんだよな。誰の演奏だろう。
この作品、もっと大画面・大音量で楽しんでみたい気もした。
東京国立近代美術館:草間彌生―永遠の現在