薬師寺

ここは入り口が2つあり、近鉄西ノ京駅から近い入り口は北側の與樂門であるが、ここはちょっと寂しい入り口。仁王のいる中門は反対側なので、出来れば反対側に回ってから寺に入りたいところ。…ということを北側から入ってから気が付いたのであった…。
問題なのはこの仁王(正式には武装した二天王)、時代考証白鳳時代の仏像を再現したとのことだが…。極彩色でずんぐりむっくりで、うーん、おもちゃにしか見えません…。ホントにこれでいいのかなあ?
金堂には、有名な薬師三尊像(白鳳時代・国宝)がある。さすが金銅仏、白鳳時代の仏像なのに、今造られたかのようにピカピカであった。
大講堂には、彌勒三尊像(白鳳時代奈良時代・国重文)*1。これもピカピカ。彌勒如来弥勒如来)の脇侍って、法苑林菩薩と大妙相菩薩っていうのか。へぇー。
東院堂には、これまた有名な聖観音菩薩像(白鳳時代・国宝)。うーむ、美しい。薬師寺で一番はこのお方だね。
薬師寺の伽藍は近年目覚しく整備されているが、イマイチ雰囲気がよくない。なぜだろう。緑が少なくて殺風景だからかなあ。
奈良薬師寺 公式サイト|Yakushiji Temple Official Web Site

*1:この仏像の尊名は諸説あるらしく、明治時代以降は薬師三尊とされていたようだが、今回の薬師寺の説明では彌勒三尊となっていた。また、制作年代も諸説あるようで、平安時代という説もあるようだ。