唐招提寺

秋の見仏旅行、最終日の3日目も奈良。
まずは鑑真でお馴染み唐招提寺。金堂が修理中で、代わりに何だか無粋な建物が建っていたが、まあ仕方がない。
現在、仏像は講堂に集まっており、金堂にあった仏像のうちの数体もここに加わっている。金堂にあった国宝の舎那仏坐像や千手観音立像は、今は拝観できないようだ*1
講堂の本尊は弥勒如来鎌倉時代)。ここにはたくさんの仏像があるが、特に吉祥天立像(平安時代・国重文)のやさしいお顔が印象に残った。
また、この時期は新宝蔵が公開されている。「唐招提寺のトルソー」と言われているらしい如来形立像(奈良時代・国重文)等、破損仏もいくつか展示されていた。修理中の金堂の鴟尾や邪鬼が見られるのは今のうちだけだろう。
ここは広くて緑の多いお寺。金堂修理が終わったら、また来たいね。

*1:薬師如来立像は奈良国立博物館に出張中…。