東京国立博物館「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」
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実は伊藤若冲以外の作品の方が多いのだが、やはり若冲が素晴らしい。
屏風の簡略化した画法はマンガ的な楽しさに溢れているし、掛け軸の細密な生き物描写は圧巻だ。特に、鶏の尻尾の書き方が大好き。色使いは、毒々しい感じの一歩手前かもね。
『鳥獣花木図屏風』が話題だけど、よく観たら厳密にドット絵といえる部分は少ないのであった。カクカクしてないじゃん。これを元にしたルービックキューブには、ちょっと食指が動いたけど。
http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/20060811/p
それにしても、若冲を観た後だと、酒井抱一なんてスノッブすぎてつまらなく感じる(笑)。
後半の凝った照明の展示は、成功しているのかよく分からないけど、ゆったり鑑賞できるのはよかったかな。