東京藝術大学大学美術館「興福寺 国宝展 鎌倉復興期のみほとけ」

興福寺には数年前に訪れたことがあるが、通常は公開していない仏像も展示されているようだし、場所が変われば展示物の雰囲気も変わるだろうと思い、鑑賞。
興福寺にはたくさんの仏像がある。しかも種類が被っているものが多く、何がどれやら頭が混乱してしまう。
特に四天王！「元々は南円堂にあった四天王だが現在は中金堂にあり、現在南円堂には別の四天王がいる」みたいな感じ。「結局目の前にいるのは何やねん」ということになる。帰宅後復習して整理してみたが、合っているかは？？？

• 中金堂の四天王。元は南円堂にあった。寄木造。鎌倉時代。康慶作。重要文化財。今回展示されていたのがコレ。
• 南円堂の四天王。元はどこにあったか不明。寄木造。鎌倉時代。作者不明（定慶？）。国宝。
• 北円堂の四天王。元は大安寺にあった。木心乾漆造。平安時代（奈良時代？）。作者不明。国宝。
• 東金堂の四天王*1。元は？？？ 一木造。平安時代。作者？？？ 国宝。

個人的には、南円堂の四天王を見たかったなあ。多聞天が宝塔を頭上高く捧げ持っているヤツ。カッコイイんだなあ。
今回の企画展については、まあこんなもんですかねえ。あまり展示品を増やすと興福寺で見せるものがなくなってしまうしね。有名な阿修羅や迦楼羅や仏頭等はなかった。
http://www.geidai.ac.jp/attached/art_museum/exhibit/2004/kohfukuji/kohfukuji_ja.htm

*1:コイツは手元にあまり資料がなかった