東京国立博物館「中国国宝展」

http://www.tnm.go.jp/jp/exhibition/special/images/200409china_tre/200409_china_tre_top200.jpg
まず入り口で出迎えるのが戦国時代・前4世紀の「羽人」(コレ)。獅子(?)みたいな動物の上に鳥が乗っていて、さらにその上に羽根が生えたような人(?)が乗っている何とも不思議なオブジェ。これでツカミはOK。
仏教美術として、仏像もたくさん展示されていた。日本の仏像にはない雰囲気の仏像が多く、仏像ファンは必見であろう。
特に印象に残ったのは東魏時代・6世紀の「菩薩立像」(コレコレ)。アルカイック・スマイルを浮かべたとても美しいお顔の菩薩だ。
これも含め、6世紀頃の仏像が数多く展示されている。この頃の仏像はたいてい微笑した(つまり唇の端がつり上がっている)仏像である。日本でも、この頃(飛鳥時代)の仏像に同様の特徴が見られる。
あと、そうそう、大理石の仏像は、日本では見られないねえ。さらに、鉄製の仏像も展示されていた(これは中国でも珍しいらしい)。この鉄像、なかなかよい出来。
平日だが、かなり流行っていた。
東京国立博物館
http://www.asahi.com/china/