佐野元春「ヤング・ブラッズ」
はてなブックマーク*1で、「大槻ケンヂ×小沢健二」の対談を見つけた。
大槻ケンヂ×小沢健二
1994年だから、10年以上前。この中から引用。
大槻「でも筋少もパクリの曲多いですから」
小沢「僕凄え多いから。僕は身も蓋もないよお? 本当に」
●ははははは。
小沢「僕は本当にパクリの王様(笑)。もう凄い」
●すかんちか小沢健二か、ってなもんで。
大槻「すかんちはもうそれが芸じゃない? 佐野元春さんの『ヤング・ブラッズ』が許されるなら、何やってもいいんだよ」
小沢「替え歌ね」
●おっ、日本のロックの真髄を一言で言い切ってしまったか。
…ははは、苦笑いするしかない(笑)。
ちょっと音楽に詳しい方だったら、佐野元春の「ヤング・ブラッズ」の元ネタ(?)がThe Style Councilの "Shout to the Top!" であることをご存知だろう。
確かにこの2曲、雰囲気がソックリ。イントロを聴いた瞬間に爆笑しちゃいます。やっぱ、笑わせたらイカンだろ。
でもね、よく聴くと、ゴージャスなアレンジといい、歌メロといい、佐野元春の方が出来がいいと思うんだよね。僕が佐野元春の方を先に聴いていたからかもしれないが。
佐野元春と言えば、「アンジェリーナ」「サムデイ」とBruce Springsteenの楽曲との関係についても触れないわけには…(笑)。やっぱりイントロで笑っちゃうよね。
実は、これら一連の疑惑の曲を聴き比べると、コードや歌メロがそのまんま、というわけではないと思う。ただ、特にイントロ部分のアレンジやリズムや楽器の音色があまりに似ているので、その印象で全部聴いちゃうだよね。
もうちょっと上手くやりよう(誤魔化しよう)があったと思うんだけど、佐野元春本人が、ああでないとイヤだったんだろうな(笑)。正直な人なんだね。
The 20th Anniversary Edition 1980-1999 his words and music
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