東京国立近代美術館「痕跡―戦後美術における身体と思考」

思ったより大きな展示で、ジャクソン・ポロックやらルーチオ・フォンタナやら篠原有司男(ボクシング・ペインティング)やら、まあいろいろあった。
面白かったのが村上三郎の「入口(紙破り)」のパフォーマンスを写したビデオ。この作品は、立てかけた大きな紙を、村上三郎が手足や身体を使って破るというもの。派手で見栄えがいいため、展覧会のオープニングなどで実演されることが多かったようだ。
で、その世界各国の展覧会で実演した模様を収めたものが今回のビデオなのだが(1986-1994)、これが妙に可笑しいんだ(笑)。実演する前に村上三郎がうやうやしく礼をしたり髪を整えたりしているのが可笑しいし、終わった後に拍手が起きるのも可笑しい(笑)。
http://www.momat.go.jp/Honkan/TRACES/