世田谷美術館「宮殿とモスクの至宝」

『アラビアン・ナイト』の国の美術史―イスラーム美術入門
企画展 | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM ← これ、たぶんPermalinkじゃない…。

古くから東西交流の重要な役割を果たし、他文化を受け入れつつ豊かな発展を遂げてきた、イスラム圏の文化が産み出した、広範で重層的な美術の概観を、世界屈指のイスラム美術の優れたコレクションで知られるロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館の所蔵品によって、総合的に紹介します。

トルコのオスマン朝が徹底的に偶像崇拝を禁じたのに対し、イランのサファヴィー朝は多少は動物等の具象的な題材を絵画等に取り入れた、イスラムには書道みたいなのがある、…等々、勉強にはなった。

ただ、何というか、展示の仕方がよくないように感じた。順路がよく分からないんだよね。スムーズに鑑賞できない。行ったり来たり、つっかかりながらの鑑賞になった。

それから、ラスター彩が魅力的だったんだけど、どこにもラスター彩の説明がなかった気がする。気が付かなかっただけかもしれないけどね。

もう一点。展示物の説明書きは充実していたんだけど、文章が硬い、というか訳文が硬いね。流し読みじゃあちっとも頭に入んないや。僕の読解力不足も多分にあるんだが。