東京国立博物館「模写・模造と日本美術−うつす・まなぶ・つたえる−」

東京国立博物館

特別展「模写・模造と日本美術―うつす・まなぶ・つたえる―」は、日本美術史上の名宝を模写・模造で紹介しながら、日本美術における「模写・模造」の意味を探る展覧会です。

見仏ファンなら、やはり仏像の模造に注目。どれも「知らなきゃモグリ」という有名な仏像ばかり。
話題なのは、本物は厨子に入っていて背中を拝めない東大寺の執金剛神立像なのだが、僕が気に入ったのは薬師寺聖観音立像。
本物は金銅仏なのだが、これは木彫。本物より古く見えるね(笑)。何と気品のあるお姿だろう。改めてこの仏像の素晴らしさを実感した次第。
浄瑠璃寺の吉祥天は、さすがに発色が綺麗。法隆寺百済観音は、ヘタレな顔の具合(失礼)がよく再現できている(?)。
その他、正倉院の宝物や法隆寺金堂の壁画など、見所多し。