森美術館「ネイチャー・センス展」

MORI ART MUSEUM [ネイチャー・センス展] 日本の3人の気鋭の芸術家による企画展。展示数は少ないが映像作品もあるので、きちんと見ると時間がかかる。会場に入ると、まずはauのデザインでも有名な吉岡徳仁の『スノー』が目に飛び込んでくる。キャッチーな作…

東京国立近代美術館「上村松園展」

http://www.momat.go.jp/Honkan/uemura_shoen_2010/ http://shoen.exhn.jp/ 以前山種美術館で観たときは昭和期以降の比較的新しい作品ばかりだったが、今回は明治・大正期の古い作品も楽しめた。どちらかというと、古い作品のほうが私好みである。 山種美術…

三井記念美術館「奈良の古寺と仏像 会津八一のうたにのせて」

http://butsuzo.exhn.jp/tokyo_spot/ 三井記念美術館 仏像と会津八一のうたを絡めた展覧会だが、あまりうたのほうは見ていません(汗)。最初のほうは、飛鳥時代くらいの金銅仏が中心。「聖闘士星矢」型(?)比較的大きな菩薩立像(飛鳥時代・重文)が特に…

東京国立博物館 平常展

平常展ではないが、真如苑と光得寺の大日如来坐像などが展示されていた。これらは実は2年前にも見ている。 東京国立博物館「六波羅蜜寺の仏像」「二体の大日如来像と運慶様の彫刻」 - mmddkkの日記 東京国立博物館 平常展で今回印象に残ったのは、天王立像(…

東京国立博物館「誕生!中国文明」

東京国立博物館 http://tanjochina.jp/ この手の中国文明展は、なんだかんだで見てしまう。今回は途中からいろいろな時代のものをごちゃ混ぜに展示しているので、気を抜くと頭が混乱するかも(たぶんあえてそう展示しているのだろうが)。特に印象に残ったの…

長谷寺(麻布大観音)

永平寺別院 長谷寺 - 西麻布にある永平寺別院 長谷寺の公式HPです 根津美術館の近くみたいだし適当に歩いていれば着くだろう、と軽く考えていたのだが、ワールドクラス(?)の方向音痴であるこの私をナメてはいけない。すっかり迷子になってしまった。昨今…

根津美術館「コレクション展」

根津美術館 隈研吾が設計した新生・根津美術館。もっとも、根津美術館自体が私は初めての訪問である。意外に縁がありそうでなかった。 今回のコレクション展は、「古代中国の青銅器」「魅惑の大皿」「夕さりの茶」の3企画。 特に印象に残ったのは、ベトナム…

根津美術館「いのりのかたち 八十一尊曼荼羅と仏教美術の名品」

この企画展は、収蔵品の中から仏教関連のものを選んで展示したというところだろう。まずは仏像。中国・北魏時代の『釈迦多宝二仏並坐像』は、右側の釈迦が左側の多宝仏に「ツッコミ」を入れているみたい。実物はかなり小さい。 釈迦多宝二仏並坐像|根津美術…

国立新美術館「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」

http://orsay.exhn.jp/ オルセー美術館展2010「ポスト印象派」|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO オルセー美術館展は3年前にも開催されている。今回のほうが作品は豪華みたい。 東京都美術館「オルセー美術館展」 - mmddkkの日…

三菱一号館美術館「マネとモダン・パリ」

マネとモダン・パリ 三菱一号館美術館開館記念展 三菱一号館美術館には初めて来たのだが、この周辺はお洒落な雰囲気だね。さすが三菱財閥。ビル風が強いのが難点。さて、エドゥアール・マネ。芸術新潮2010年5月号で予習して行った。芸術新潮の表紙に採用され…

国立新美術館「ルーシー・リー展」

http://www.lucie-rie.jp/ 日本文化の影響を受けた民芸風のバーナード・リーチに対し、現代的なルーシー・リーといったところか。いかにもルーシー・リーらしい「掻き落とし」の技法や独特なラッパのような造形の花器は、実はあまりピンと来なかった。溶岩釉…

森アーツセンターギャラリー「ボストン美術館展」

http://www.roppongihills.com/art/macg/events/2009/12/macg_boston.html asahi.com : 朝日新聞社 - ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち 意外と展示数は多くなかった。話題の「オルセー美術館展」に比べると、質量ともに落ちるんだろうな。とはいっても、…

新井薬師 梅照院

http://www.araiyakushi.or.jp/gokaichou.html 西武新宿線の新井薬師前駅から歩いて5分。そういえば、西武線に乗ったのは初めてかも。ひとり暮らしをするのに悪くない街のように見えて、思わず不動産屋の前の情報をいくつか見てしまった。で、新井薬師(梅照…

Bunkamuraザ・ミュージアム「美しき挑発 レンピッカ展」

美しき挑発『レンピッカ展 - 本能に生きた伝説の画家 -』 陶器のような質感の近未来的な雰囲気の肖像画で有名な、アール・デコ期の女性画家。レンピッカ自身が魅力的な女性で、その人生は波乱に満ちている。意外に宗教画もこの画風にしっくりくる。『マドン…

塩船観音寺

http://www4.ocn.ne.jp/~kannonji/ つつじ祭り期間中で、しかもこの日は一般参加も可能な「例大祭 柴燈護摩火生三昧火渡荒行厳修」が行われていたせいか、かなり人が多かった。屋台も出ている。JR青梅線河辺駅から臨時バスに乗ったのだが、道が混んでいたの…

大安寺

平城遷都1300年祭ということで、今年は奈良で秘仏が特別開帳されている。なかなか時間が取れなかったのだが、なんとか日帰りで奈良に行くことができた。桜の季節の旅は良いものだ。 まずは大安寺。最寄りのバス停留所はイオンの大きなショッピングセンターな…

不退寺

ここからは佐保路を回る。いったん近鉄奈良駅に戻って、そこからバスに乗ってまずは不退寺。近くからじっくり仏像を拝観できる。 ここの主役はやはり聖観音菩薩立像(平安時代・重文)で、いわゆる「佐保路の三観音」の中でも一番大きい。極彩色が施されてい…

法華寺

不退寺からバスの停留所1つぶんくらいを歩くと、法華寺に着く。当日はいろいろな催しが行われており、かなりにぎわっていた。 何はなくとも見なければならないのが、本堂にある国宝の十一面観音菩薩立像(平安時代)。残念ながらあまり近くからは拝観できな…

海龍王寺

法華寺のすぐ近くに海龍王寺はある。「よるほー」で有名(?)なご住職を少しだけお見かけした。 ここの白眉は、もちろん十一面観音菩薩立像(鎌倉時代・重文)。けっこう近くから拝観できる。彩色や截金がよく残っていて、瓔珞等の装飾も細かい。そしてなん…

そごう美術館「川喜田半泥子のすべて」

http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/10/0211_handeishi/ 本当は長谷川等伯のほうに行きたかったんだけど、あまりに混雑しているようなのでヤメヤメ。で、川喜田半泥子。「東の魯山人、西の半泥子」なんだそうな。 グンニャリとした造形や豪快…

東京都庭園美術館「マッキアイオーリ展」

http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/macchia/ イタリアの印象派だそうで、行ってみた。うん、確かにそんな感じで、普通に目の保養になった。東京都庭園美術館の建物の雰囲気に合う展覧会でもある(アール・デコとは微妙に時代はずれているけど)…

三井記念美術館「柴田是真の漆×絵」

[rakuten:book:13439723:image] 三井記念美術館 柴田是真という人については最近まで知らなかったのだが、ちょっと話題の人みたいなので行ってみた。 終了前の土曜日ということもあって、会場は結構混んでいた。小さくてそれほど派手ではない作品が多いので…

サントリー美術館「清方/Kiyokata ノスタルジア―名品でたどる 鏑木清方の美の世界―」

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol06/ 鏑木清方の絵は、顔が良いんだよなぁ。人形は顔が命、美人画も顔が命。作風は時代によって変わっているようだが、昭和初期のシンプルな作風が好き。 彼の絵には、愛憎とか怨念みたいなドロドロした部分を…

上野の森美術館「聖地チベット−ポタラ宮と天空の至宝」

セルライトの除去はエステで解消|太もも お尻 撃退 上野の森美術館にはそんなに良い印象がないのでどうかと思っていたが、なかなか面白い展示内容だった。 やはり仏像は数多く展示されていて、古いものは5世紀とか7世紀くらいのものがある(そういう古いもの…

国宝の美10号 建築3 飛鳥・奈良時代の寺院建築

朝日新聞出版のムック。例によってダラダラ買っちゃうんだよなぁ(汗)。 http://publications.asahi.com/kokuho/ 今号は、法隆寺金堂と薬師寺東堂、唐招提寺金堂を取り上げている。 私は古代寺院の伽藍の雰囲気が好きで、特に法隆寺西院は大好物。平安時代…

国宝の美15号 絵画5 仏教絵画1 東寺

今号は、東寺の両界曼荼羅図や五大尊像、十二天像といった絵画の特集。 これまであまり仏教絵画に興味はなかったのだが、改めて観ると魅力的なのであった。結構なまめかしい。 ただ、平安時代くらいの絵画はどうしても傷みが激しくなっちゃうんだよね。仏像…

国宝の美16号 絵画6 仏教絵画2 来振寺

今号は、来振寺の五大尊像や東京国立博物館の孔雀明王像等が紹介されている。 私好みなのは、奈良国立博物館の十一面観音立像。保存状態も良い。

国宝の美18号 絵画4 塔 醍醐寺五重塔

今号は、醍醐寺の五重塔等の塔の特集。塔は伽藍の花ですな。 昔から多宝塔について詳しく知りたいと思っていたのだが、今号でその望みがかなった。多宝塔の中でも大きいものを大塔(だいとう)と呼ぶらしく、今号では根来寺のものが紹介されている。 安楽寺…

東京オペラシティアートギャラリー「ヴェルナー・パントン展」

ヴェルナー・パントン展|東京オペラシティ アートギャラリー 『パントンチェア』で有名なデンマークのデザイナー。彼のデザインはとにかく「ヴェリー1960年代」で、映画『バーバレラ』とかを思い出した。 展示内容は凝っていて、特に注目なのは1970年ケルン…

大倉集古館「根来」

[rakuten:saian:10004528:image] http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/negoro.html 根来塗は、使い込むと上塗りの朱が擦れて下地の黒漆が浮き上がってくる漆器。擦れた表情が味わい深いのだそうな。漆器界のジーンズみたいなものかな。 今回の企画展…